勅使川原三郎と愛知県芸術劇場
勅使川原三郎さんが愛知県芸術劇場の芸術監督に就任する。
愛知県芸術劇場というのは1992年開館の古い劇場だがとても使いやすい。主舞台(客席から見えている舞台)以外に同じ広さの舞台が上手と奥(主舞台後ろ)にもある三面舞台(新国立劇場は更に下手にもある四面舞台)。
舞台床は全て電動で動くので、舞台自体をまるっと入れ替えするような演出もできる。例えば主舞台を奈落(下)に沈めて上手舞台をスライドさせてくるとか。僕も演出で使用したことがあるが、多用するとダンスなんだかテーマパークなんだかわからなくなってくるのでそれ以来使わなくなったが。
前出の奈落というのは、舞台機構を下げるために舞台の下にある地下二階〜三階分のスペースのこと。舞台の一部を下げることで出演者の登場や退場、場面転換などの演出に使用する。気をつけないと奈落に落ちて死ぬこともある危険な機構である。一度しかみていないが新国立劇場の奈落は地下8階ぐらいあって近未来の地下都市みたいだった。
現在、大改修工事中で勅使川原さんが芸術監督に就任するのは改修後か。
劇場の説明で終わってしまった。。
僕が振付をやるきっかけとなった勅使川原三郎さんについてはまた次回。
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